セラピストの種類と資格。40代から目指すのに最適なセラピーは?

「お金を稼ぐためだけの人生を終わりにして、自分を大切に生活していきたいな…」
「人の役に立って生活していくことができたら幸せだな…」
「やり甲斐、生き甲斐を感じられる仕事をしたいな…」
この記事をお読みになられているあなたは こんな思いを持っておられるかもしれませんね。

何事にも苦労はあり、苦労のない仕事などありませんが、やり甲斐、生き甲斐を感じられる仕事であれば、苦労は苦にならず、前向きに努力していくことができるでしょう。

セラピストという仕事は、自分の感性を生かしながら、人に協力し、役に立てるお仕事です。一言でセラピストと言っても、その分野や働き方は多様で、自分のセンスや才能を大いに発揮できる仕事です。

この記事では、セラピストの種類やなり方、見込める収入について徹底的にお伝えしていきます。
最後まで読んで頂ければ、セラピストへの道について理解できます。 是非参考にしてください!

目次

セラピストとは

セラピストとは、心理的・身体的・感情的な様々な問題を抱える個人やカップル、グループに対して、その原因となっている感情、思考、行動パターンを探し出し、適切な対処方法や解決策を見つける協力を行う専門家のことを言います。

クライアントが毎日を幸せに、健康で満足のいく生活を送ることができるよう、セラピストは各クライアントのニーズに合ったアプローチを提供することを目標に、クライアントの個人的な問題、心理的な障害、ストレス、人間関係、トラウマの克服、身体的な障害の回復など、さまざまな領域で重要な役割を果たします。

セラピストにはどんな種類があるの?

セラピストと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。必要な資格も種類によって異なり、国家資格が必要なもの、民間資格でなれるもの、技術があれば資格がなくてもなれるものがあります。

以下に代表的なセラピストの種類を挙げます。

心理療法家(カウンセラー・心理士・心理学者)
心理的な問題や心の健康に関する相談を受け、クライアントの心の健康をサポートする専門家です。公認心理師は国家資格が必要ですが、それ以外の臨床心理士や心理カウンセラー等は民間資格でなることができます。

マッサージセラピスト
手技を使って筋肉や関節の緊張をほぐし、リラクゼーションや体の不調を改善する専門家です。
マッサージにはさまざまな種類があり、あん摩マッサージ指圧師は国家資格が必要ですが、それ以外は民間資格や技術を身につけることでなることができます。以下にいくつか一般的なマッサージセラピーの種類を示します。

・あん摩マッサージ指圧
日本の伝統的なマッサージ療法で、「あん摩」とは「圧する」という意味の中国語由来の言葉であり、手や指を使って「なでる」「揉む」「押す」「さする」など体の特定の部位に刺激を与えることで、筋肉の緊張を和らげ、血液やリンパの流れを促進し、身体の調子を整えることを目的とします。

・リンパマッサージ
リンパ液の流れを促進し、体内の老廃物や余分な液体を排出することを目的としたマッサージです。軽い圧やリズムを用いて行われ、個々の健康状態に合わせて調整されます。美容やリラクゼーション目的のものもありますが、むくみやリンパ浮腫の改善、スポーツ障害、腰痛、めまい、肩こり、頭痛、神経痛など諸症状の改善を目的とするものもあります。

・アロママッサージ
マッサージ療法とアロマセラピーで使用される精油を組み合わせたリラクゼーションや癒しを目的としたマッサージです。精油にはリラックスや気分の安定、ストレス軽減などの効果があるとされ、セラピストはクライアントのニーズに合わせて精油を選び、マッサージ技術を用いて施術を行います。

・リフレクソロジー
足裏の反射区というツボを刺激して血行や新陳代謝を活発化させ、全身の調和と健康を促進するマッサージです。

・プレナタル/マターナル(妊娠前中後)マッサージ
妊娠前・中・後の女性の不安や痛みを和らげたりリラックスさせたりするためのマッサージです。

鍼灸師
針や灸を用いてツボを刺激し、体のバランスを整え、健康状態を改善する専門家です。国家資格が必要です。

カイロプラクター
アメリカ発祥の手技で、脊椎、骨格の調整手技を用いて神経・筋骨格系の不調を改善する専門家です。

スポーツセラピスト
プロ・アマのスポーツ選手が肉体とメンタル両面で力を発揮できるよう体の管理、ケガの予防やメンテナンスなどを行います。施術技術のほか、スポーツ栄養学、スポーツ医学などの知識を身につける必要があります。

アロマセラピスト
アロマとは「芳香」を意味し、植物の精油の香りを用いて健康やリラクゼーションを促進する自然療法を提供する専門家です。精油は、植物から抽出された自然のエッセンスであり、リラクゼーション、ストレス軽減、睡眠改善、筋肉の緊張緩和、皮膚のトリートメントなどを目的に利用されます。アロマテラピーはマッサージと併用することも多いです。

ヨガインストラクター
ヨガのポーズや呼吸法を指導し、身体と心の調和を促す専門家です。

フラワーエッセンスセラピスト
植物のエッセンスを用いて心のバランスを整える専門家です。

ホメオパス
ホメオパシー薬を用いて体の自然治癒力を刺激し、バランスを取り戻す専門家です。

レイキヒーラー(リキティーチャー)
レイキと呼ばれるエネルギーヒーリングを行い、クライアントのエネルギーバランスを調整する専門家です。

呼吸法セラピスト
呼吸法を用いてストレスや不調を軽減し、心と身体のバランスを整える専門家です。

介護リハビリセラピスト
高齢者や身体的な制約を持つ個人に対して、リハビリテーションと介護サービスを提供する専門家です。クライアントの機能回復や日常生活動作の向上を目指し、個々の状況に合わせたリハビリテーション計画を立て、適切な介護と支援を提供します。

理学療法士(Physical Therapist)
病気や事故などで身体に障害を負った人や、身体の機能が低下した高齢者に対し運動訓練、筋力強化、バランス訓練などのリハビリを行ない、機能の回復を図る仕事です。運動療法や物理療法を用いながら「立つ」「座る」などの大きな動きのリハビリを専門とします。

作業療法士(Occupational Therapist)
理学療法士が大きな動作の回復に焦点を当てているのに対し、作業療法士は日常生活の動作(食事、着替え、入浴、家事、仕事など)の回復に焦点を当て、患者が日常生活を自立して行えるように支援します。

柔道整復師
整骨院や接骨院の先生として知られる職種です。捻挫や打撲を包帯やテーピングで固定したり、骨折、脱臼などは骨を手技で元の位置に戻すなど、自然治癒力を生かした治療を行います。運動療法や運動指導も行い、健康な体になるようサポートします。

ここに紹介したものは一部であり、他にもカラーセラピスト、メイクアップセラピスト、ガーデニングセラピスト等、実際にはさらに多くの専門性やアプローチが存在します。どの種類のセラピストを目指すかは、自分が興味を持っている分野や、クライアントにどんなサポートをしたいのか等から、自分に合ったセラピストの道を選ぶことが重要です。

資格別セラピストの種類リスト

下記に資格別にセラピストの種類をまとめます。

【国家資格が必要なセラピスト】
公認心理師
あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
理学療法士
作業療法士
柔道整復師

【民間資格でなれるセラピスト、資格が不要なセラピスト】
臨床心理士
心理カウンセラー
マッサージセラピスト
カイロプラクター
スポーツセラピスト
ヨガインストラクター
フラワーエッセンスセラピスト
アロマセラピスト
ホメオパス
介護リハビリセラピスト

安定した収入が望めるのはどのセラピスト?

人の役に立って収入が得られるセラピストの仕事は理想だけれど、果たしてどのくらいの収入を得ることができるのか?安定しているのか?セラピストを目指す人の関心事だと思います。セラピストの収入について説明します。

セラピストを目指すなら、国家資格を取得した方が、高い知識とスキルが持てて、箔もついて、収入も安定するのでは?と思われるのではないかと思います。確かに、国家資格が必要なセラピストは試験に合格して資格を取得するわけですから、一定レベルの技術を有していることに間違いはないでしょう。

それに比べると、民間資格のセラピストや資格がなくてもなれるセラピストは、技術や対応能力にバラツキがあることは否めません。

実際に、国家資格を有するセラピストより格段の技術・対応能力を持っているセラピストもたくさんいます。
既存のエビデンスにただ従うのではなく、世の中にあるセラピーの盲点を克服するため、独自のセラピーを研究し、確立している人もいます。科学的にエビデンスを得るには莫大な費用がかかるため、個人レベルで科学的エビデンスを確立することは不可能ですが、長い年月を経てたくさんのクライアントと向き合い、効果の再現性を検証してきたセラピーは、信頼性が高く、クライアントにも支持されています。

一方で、数ヶ月間セラピーを習い、開業しているセラピストもいます。しかし、技術が十分でない状態で開業してしまうと、クライアントからの満足度も低く、精神的にも、経営的にも辛い日々を送らなければなりません。国家資格が必要でないセラピストを目指す場合にも、技術力、指導力の高い学校で学び、様々な悩み、困難、ニーズをもつクライアントにフレキシブルに対応できる高い対応能力を身につけることが大切です。

国家資格のセラピストについて、知っておきたい重要なポイントがあります。それは、国で定めている知識や技術というのは一定水準のレベルは満たしている一方で、内容が画一的で、誰が担当しても基本的に同じことをしなければならず、自分が好きなようにはできないということです。施術の内容ややり方が細かに国で決められているため、クラアントに他のアプローチが必要と思っても、規定から外れるアプローチを行なうことはできません。保険診療と自費診療を同時に行うことは法律違反になるのです。

実際の現場では、クライアントのニーズは多種多様です。一人ひとり顔が違うように、必要な対応も一人ひとり違うのです。一人ひとりに合わせたオーダーメイドの対応ができることが優れたセラピストの条件です。しかし、保険診療ではそんな多様なクライアントのニーズにフレキシブルに対応することはできません。

セラピストとしてのそのジレンマは想像を絶するもので、現場のセラピスト達がその本音を綴った本があります。興味があれば読んでみてください。

医療者になる前に読む本

もしあなたが自分の個性や創造力を発揮し、個々のクライアントに満足してもらえるセラピーを提供したいと考えているのでしたら、国家資格でないセラピーの方を選択するのがいいでしょう。もちろん、そんなセラピーを行ない、安定した生活を送っていくことを目標とするのでしたら、先ほども説明したように、しっかりとした技術力・高い対応能力を身につけた上で行うことは言うまでもありません。

さて、セラピストの具体的な年収について説明します。

まず、国家資格が必要なセラピストの場合です。理学療法士、作業療法士の平均年収(残業代やボーナスを含む)は、426.5万円です。あん摩マッサージ指圧師の平均年収は、443万円。鍼灸師の平均年収は423万円。(出典:厚生労働省「令和4年度 賃金構造基本統計調査」)

これらのセラピストの年収にさほど大きな差はありませんが、異なる点は理学療法士、作業療法士は病院や施設で医師の指示の下で仕事をするため、独立して開業することはできませんが、はり・きゅう、あんま・マッサージ・指圧で保険適用になるのは、医師の同意があり、健康保険組合で施術を認めた場合に限られるため、基本的には自由診療で行なうことが多く、その代わりに独立して開業できるという点です。自由診療の相場としては、30分で2,500円、60分で5,000円程度で、独立開業して成功すれば、年収1000万円を越えることもあります。

自分の個性や創造力を発揮して仕事をしたかったり、やり甲斐、生き甲斐を重視したいのでしたら、独立開業できるセラピスト一択ということになりますね。

次に、国家資格を取得する場合と、民間のセラピースクールで学ぶ場合、それぞれに必要な年数と費用を説明します。

国家資格の取得として、ここではあん摩マッサージ指圧師の例をあげます。
あん摩マッサージ指圧師になるには、以下の一般的なステップを踏む必要があります。資格取得には最低でも3年間、学費の目安は300〜500万円です。(2021年9月時点の情報に基づいています)

1.専門の教育機関であん摩マッサージ指の技術や知識を学びます。カリキュラムや期間は学校によって異なりますが、一般的に2年間です。

2.学習が修了したら、都道府県の保健所が主催する国家試験に合格する必要があります。試験は理論と実技の両方を含むことが一般的です。

3.国家試験に合格した後は、一般的に1年間以上の実務経験を積みます。この間に、実践的な技術や知識を磨きます。(実務経験が必要な期間は都道府県によって異なります)

4.実務経験を終えた後、保健所に所定の書類を提出し、晴れて、あん摩マッサージ指圧師の資格を取得します。

鍼灸師もあん摩マッサージ指圧師と同じようなプロセスで、最短でも3年間学校に通う必要があり、学費は450〜650万円です。

次に、民間のセラピースクールの場合です。

民間スクールのカリキュラムは千差万別です。期間は3カ月から4年間、料金は10万円代から400万円と、多種多様なスクール、コースがあります。学習方法も教室へ通うものから、通信教育、オンラインで自宅に居ながらにして授業に参加できるスクールもあります。

短期で安価なコースもたくさんありますが、それらは指導内容もそれなりで、とても独立開業してやっていくことができるような技術が身に付くものではありません。セラピストとして安定して、充実感をもって仕事を続けて行くのでしたら、やはり国家資格並みの学習期間と料金を覚悟し、しっかりと技術と対応能力を身につけるべきでしょう。

セラピストスクールを選ぶのに見るべき最大のポイント


ここでは独立開業を目指す場合の、セラピストスクールを選ぶ際のポイントについて説明します。

独立開業には高い技術を持っていることはもちろんのこと、他にも身につけなければならない能力がいくつかあります。

自分や自分の店舗を知ってもらうための広報力、収益を上げ、事業を存続・成長させていくための経営能力も必要です。もっとも大切なのは、対人能力(コミュニケーション能力)です。セラピストに必要な対人能力(コミュニケーション能力)とは、クライアントの話しを聴く力、クライアントの置かれている立場や背景、社会性を捉える力、医学・科学が追いついていない人間の心・体・システムや自然科学を自分なりに探求できる力等です。実のところ、その対人能力(コミュニケーション能力)こそ、本当の癒す力なのです。

セラピストスクールを選ぶ指標に、施術技術の指導力の高さというのがありますが、 技術指導力の高さは当然として、それ以上に重要なポイントが、セラピストに必要な対人能力(コミュニケーション能力)を学ぶことができるかということです。

多くのセラピストスクールの指導内容は、施術技術と人体の病理、解剖、生理です。対人能力(コミュニケーション能力)をしっかりと指導できるスクールは非常に限られています。それは、講師自身がそのような技量― 対人能力(コミュニケーション能力)=人間力を持っている必要があるからです。人がしていないような経験をたくさん経験し、たくさんの人の相談にのり、人の話しをたくさん聴いてきており、その経験の中から人間の真理を追究し、掴んでいて、人間的に円熟していなければ、対人能力(コミュニケーション能力)を指導することはできません。

ここで言っているのは、机上の理論のことではありません。人と対面した時に、本当に持っていなければならない対人能力(コミュニケーション能力)を言っています。

セラピストスクールを選ぶ際には、そのような対人能力(コミュニケーション能力)を学べる授業が組み込まれているか、しっかりと重きがおかれているかを確認しましょう。対人能力は机上で学ぶのでは身に付きませんので、実践として学ぶことができるかどうかも確認してみてください。スクールを卒業する時、対人能力(コミュニケーション能力)がしっかりと身に付いていれば、セラピストの仕事を始める時に、大いにあなたの力となることでしょう。

40代からセラピストを目指すのに最適なセラピーとは?

40代からセラピストを目指す場合、自分の興味や適性、学習意欲に基づいて最適なセラピーを選ぶことが重要です。以下におすすめのセラピーの種類を挙げてみます。
これらは一部の例に過ぎませんので、自分に合ったセラピーを見つけるために詳細な情報を調査することが重要です。

心理療法: カウンセリングや心理療法は、心の健康や心理的な問題に関心を持っている方に適しています。クライアントの心のサポートやカウンセリングを行うことで、心理的な成長や癒しに貢献します。40代以降は人生も折り返し地点を過ぎ、あるいは来ていて、ものごとをある程度、余裕をもって見渡せる状態にあり、本質的な幸せや生き方にシフトしていっている状態にあると思います。人の話しを聞き、サポートするためには、自分自身がそこまでの成長をしていることが必要です。十分な域にはまだ達してはいなくても、そんな自覚をもってクライアントと共に成長していくことを楽しめるという意味でも、40代以降におすすめのセラピーです。

マッサージセラピスト: マッサージは、手技を用い、体のリラクゼーションや不調改善をサポートするのに大変有効なセラピーです。クライアントの体に手で触れることで、クライアントの体の状態、心の状態等、さまざまな情報を得ることができ、その上で改善の道を探り、サポートすることができます。

マッサージにはいろいろな種類があり、体力が必要な手技、体力をそれほど必要としない手技があります。クライアントとともに自分までが癒されるマッサージというのもあります。40代以降は自分の体力も若い頃のようにはいきませんので、できる限り自分の体力を消費せず、自分も癒すことができるマッサージがおすすめです。

自然界のエネルギーを扱うセラピスト: 自然界にある物質、植物のエネルギーを用いて、心や体のバランスを整えるセラピーです。人は一人では生きていけません。地球に存在する様々な物質、生命と調和することで健全に生きていくことができます。40年以上生きてきた中で、そんな様々な存在に助けられた経験もしてきていると思います。それらの価値をもっと知り、利用して人を癒すセラピーです。

ハピネスライフセラピスト: 上記のセラピーのすべてを包括して行なうセラピーです。自分らしく生きるのが困難な世の中で、クライアントが自分らしく生きたいのに生きれていないことの行き詰まりのサインとして出ている心理的・身体的・感情的な様々な問題に対して、目の前の問題をどんなふうに克服し、この先の未来をどんなふうに拓くことができるのかを、本人の脳にある情報を読み出し、伝え、指導するセラピストです。40代から人の役に立って幸せに生きたい人におすすめです。

これらのセラピーは、40代からでも学び始めることが可能です。セラピストとしての道に進む前に、各セラピーの内容や要件、専門機関などについて詳細に調査し、自身の目標に合ったステップを立てることが重要です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次